よくある誤解

先日、大学時代の恩師と会う機会がありました。

私が、
「土地家屋調査士の仕事をしている。」

と話すと

恩師は、
「うちの土地だと一坪いくら位するのかなぁ」

と尋ねられました。

私が、
「その仕事は不動産鑑定士がやることで、土地家屋調査士の仕事ではないんです。ほら、よく町で見かけるでしょう、　あの三脚の上に望遠鏡みたいなのが乗っかっていてそれを覗き込んでいるひとが・・・」

と説明すると、
「あぁそれなら知っている。あれって道路とか、橋を測量してるんだろ。じゃあ測量士さんか？」

と尋ねられました。私は、
「確かに測量をするところまでは、測量士さんと一緒なんですが、
測量士は、主に市区町村などの地方位公共団体から依頼を受けて橋や道路等を測量するのが主な業務なのに対し、
土地家屋調査士は、個人や法人から依頼を受けて土地や建物の測量を行い、それに基づいた登記申請の代理行為を行うことを生業とする仕事なんですよ。」

と説明をしなんとなくわかってもらえたようです。

国家資格のなかでも土地家屋調査士の知名度はバツグンに低いため、このような誤解は決してめずらしいものではありません。

別に「小学生が将来なりたい職業ベスト１０」に入らなくてもよいけれど、少しでもこの仕事について皆様のご理解をいただけるようなるべくわかりやすくこのブログで「土地家屋調査士の仕事について」説明していきます。

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