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土地家屋調査士 上原敏市のブログ
by tu_sro
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タテカド君

ご無沙汰しております。

久々に梅雨らしくシトシトと雨が降る中皆様如何お過ごしでしょうか?

私は、今日の現場が雨天延期となってしまったため、伝票整理したり、

自家製の道具をこさえてみたりして過ごしています。

今日は、自分でこさえた道具「タテカド君」をご紹介します。

土地の測量をする場合には、

鋲やコンクリート杭や金属プレートなどの境界標や、

境界標付近のブロック塀や基礎やL字溝など測定し、

既存の図面と照らしあわせながら境界点を検討するのですが、

最終的に見やすい図面に仕上げるために建物の角を測定して、

既存建物と境界がどういう位置関係にあるのかを図示します。

この建物角は、あくまでも図面上の絵柄で、境界点検討に影響が無いため

トランシットのノンプリ機能を利用して測定してもよいのですが、

建物同士が近寄りすぎて道路から奥の建物角が暗く視準できない

場合にはノンプリ機能が使えません。

正確な測定をするならば、ミニプリズムを建物の角に当てて視準すれば

すむのですが、建物同士が20センチくらいしか隙間がない場合には、

どんなに痩せ型の相棒に頼んでも体が入りません。
             (↓ミニプリズム↓)
タテカド君_f0005428_11312627.jpg


そんな時にたよりになるのがこの「タテカド君」です。↓
タテカド君_f0005428_11333161.jpg



「タテカド君」はCADで作ったオリジナルの目盛り盤をパウチしたものに

反射シールを貼り付けただけのシロモノなんですが、

厚みが紙1枚分+パウチシートの分しかないので、ほぼ正確に建物角を測定できます。

スタックや釣竿やポールに固定すれば、↓
タテカド君_f0005428_11431244.jpg


体が入らないほど隙間が狭く、暗い場所にある建物角でも何とか測定できます。



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by tu_sro | 2007-07-02 11:25 | 機材について
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