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「古い公図の閲覧について」その2 はなこ さんへ
先ほどの はなこ さんから再度 ご回答ありがとうございます。 実は杉並区の住民なのですが、 ちなみに、杉並支所は昭和25年前のものありますか。 また14条地図はありますか。 古い公図は毎年度分が保管されているのでしょうか。 閉鎖登記簿を閲覧する場合、私のような素人が見に行くのと調査士さんのような専門の方が行くのとでは、出てくる資料が違ったりするのでしょうか。 どうもどこかで地番が違ってしまっているようで調査士さんに頼む前に、自分で調べられる所まで調べたいと思っているのですが。 とのご質問がありましたので、この場でお答えします。 Q1 杉並支所は昭和25年前のものありますか? A1 杉並法務局には、地域によっては、昭和25年以前のものもあります。 それは、巻物状の和紙に記載されている「旧公図」と呼ばれるものです。 一度法務局へ出向く前に電話で、調べたい地域の「旧公図」 があるかどうかを確認してみてはいかがでしょうか? 杉並法務局の電話番号は03(3395)0255です。 杉並法務局の地図はこちらをクリックしてください。
Q2 14条地図はありますか? A2 杉並区では、現在14条地図の整備されている地域はありません。 よって14条地図はありません。 Q3古い公図は毎年度分が保管されているのでしょうか? A3 古い公図は、毎年度分が保管されている訳ではありません。 もともとあった一番古い旧公図に分筆線(朱線)を入れたり、 合筆した際に公図の線を朱抹したりして使われていました。 そのように使っていると、朱線だらけの見にくい公図になるので、 ある程度のところ(昭和40年代)でその旧公図を紙に転写して 使っていたようです。 その後、紙からセロファンに転写され、さらに現在では、パソコン で公図を管理しているので、どこかで地番が違っているのならば、 転写の際の記載ミス(手書きで転写していた場合にはあり得る。) か登記手続きのミスかもしれませんね。 Q4 閉鎖登記簿を閲覧する場合、私のような素人が見に行くのと調査士さんのような専門の方が行くのとでは、出てくる資料が違ったりするのでしょうか? A4 法務局としては、私達土地家屋調査士が申請しても、はなこさんが 申請しても公開可能な資料は、等しく閲覧させてくれると思います。 但し、単に昭和25年以前の公図を見るだけでではなく、 土地の分筆・合筆等の経緯や、売買・相続などによる所有権移転 の経緯と照合しながらチエックしていかないとどの段階で地番の違い が発生しているのかわかりにくいので、土地家屋調査士に頼んだ ほうがよいかもしれません。 はなこさん、お役に立てましたでしょうか? プライベートなことで、公開を避けたい内容を提示しての ご質問をご希望の場合には、 eメール又は電話03(5305)5181又はfax03(5305)5182にてご質問ください。
by tu_sro
| 2007-10-25 15:16
| 法令かわら版
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